「糸リフト」vs「ハイフ」とちらがリフトアップする?メリットとデメリットは?

いつまでも若々しいフェイスラインを保っていたい。これは永遠のテーマであり理想です。年齢と共に垂れ下がっていく頬や目尻のシワなどを、もう一度リフトアップするために様々な美容方法が生み出されています。

その中でも、特に人気と注目度の高い施術方法をご紹介いたします。

「糸リフト」と「ハイフ(HIFU)の違いとは?

様々な施術方法や美容方法がある中で、この「糸リフト」と「ハイフ」が一番メジャーとなりつつあるリフトアップ法と言えます。

どちらがリフトアップに最適かを比較する前に、それぞれがどのようにしてリフトアップを実現させることができるかをご説明いたします。

「糸リフト(スレッドリフト)」とは?

韓国で人気となり日本でも注目を浴びてから一気にメジャーなリフトアップ治療法となった「糸リフト」。

「糸リフト」とは、分かりやすく言うと棘(トゲ)のついた糸を顔の中にに入れ引っ張り上げることで物理的にリフトアップさせる治療法です。

基本的にはメスで顔を切るような外科手術などは行わず、専用の糸を皮下組織に直接挿入します。

挿入した糸は永続的に体内に在るわけではなく、体内に吸収される「吸収型」というものが主流です。

つまり、糸が吸収され無くなれば徐々に元に戻ることになりますので、その時期に合わせて再び糸を注入する必要があります。

「ハイフ(HIFU)とは?

一方ハイフ(HIFU)とは、超音波を1点に集中して放射する美容機器を用いて皮下組織に熱を加えることで細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの再生成を促す施術方法です。

糸リフトとの大きな違いと言えば、ハイフはもともと人間に備わっている自己治癒能力(創傷治癒)を利用した施術方法という点です。

そのため、ダウンタイムは治療後に火照りやむくみが出る程度で、概ね1日~数日で収まる程度が基本です。

「糸リフト」と「ハイフ」の痛みの違いとは?

「糸リフト」と「ハイフ」の施術方法がまったくことなるのと同じく、痛みに関してもまったくとこなります。

一見すると、体内に別の物質を直接入れる「糸リフト」の方が痛みが強いように感じてしまいますが、実際はどうなのでしょう?

比較して見ていきます。

「糸リフト」の施術に傷みはあるの?

「糸リフト」の施術は基本的に、局所麻酔を施して行いますので施術による痛みというのはほとんどありません。

ただし、異物を顔の中に入れるわけですので、違和感を覚える人もいるようですが、それについては糸リフトの種類や技術などが日々進化していく過程で、改善されていいっているようです。

とはいえ、糸リフト施術後の失敗談として、「糸が残った」や「引っ張られた箇所が途中で凹んでしまった」「効果を感じられない」「ボコボコする」など不安になってしまうような症例が出てきます。

これについては、時間経過とともに治っていく場合もありますが、そもそも技術を伴う施術となりますので、施術をしたクリニックに相談をする必要があるケース、糸を外す必要がでてくる場合もあります。

「ハイフ」の施術に傷みはあるの?

「ハイフ」の施術は、麻酔などは使いません。超音波熱を照射する専用機器を皮膚に直接当てて連続的に熱を皮下組織に加えていきます。

1回の照射を“1ショット”と数え、それを予めカウンセリングで相談した箇所に必要な数だけ照射していきます。

瞬間的に熱が加わるため、照射場所によっては痛みを伴う場合があります。主に皮下脂肪の少ない頬やこめかみ部分などが痛みを伴いやすいという症例が出ています。

とはいえ、個人差はあれど耐えられないほどの痛みという訳でないようですので、そこまで怖がる必要はなさそうです。

「糸リフト」と「ハイフ」の持続時間は?(メリット&デメリット)

そして、何より一番気になる点としてはやはり効果の度合いと持続時間でしょう。

一度の施術でどの程度リフトアップや引き締め効果があるのか?それがどの程度の期間持続してくれるのかをそれぞれ比較していきましょう。

「糸リフト」の効果と持続時間は?

糸リフトの最大の「メリット」は、“施術後すぐに効果を実感できる” という点でしょう。

物理的に糸で釣り上げるため、事前にどのようなリフトアップがご自身にとって最適なのかをじっくり相談し、何本の糸が必要かとかかる費用の相談も含めてカウンセリングはとても重要となります。

持続効果は、溶ける糸の場合ですと概ね1~2年ほどですが、糸の素材によっても持続時間は異なりますので、これもクリニックで確認をする必要があるでしょう。

ちなみに溶けない糸はポリエステルやシリコンを原料として作られたものが多く、溶けないからと言って永続的に効果が続くわけではなく、概ね3年ほどと言わていますので、最近ではより安全性が高く、その後の抜糸が必要ない “溶ける糸” に人気が集中しているようです。

糸リフトの「デメリット」については、「持続効果の期間が短い」というのが挙げられますが、約1~2年を短いと感じるかは人それぞれです。

ちなみに、切開リフトの持続時間は5~10年と言われていますので、それに比べれば短いと言えますが、顔を切らずにダウンタイムも少ない糸リフトのメリットを引き合いに出せば、持続効果は妥当とも言えます。

「ハイフ」の効果と持続時間は?

ハイフの最大の「メリット」は、自己治癒効果を活用した “安全性” という点でしょう。

安全性が高いと言われているとはいえ、異物を入れる糸リフトやヒアルロン酸などと比べ、ハイフは熱を加えることで、自己再生能力を高める=引き締め効果やリフトアップ効果を期待できるという点が大きな違いでありメリットとなります。

ただし、ご想像の通り効果については、コラーゲンやエラスチンの再生成が施術後すぐに成されるわけでは当然なく、約1か月後が目安であると言われています。

そして、持続効果時間については概ね3ヶ月~半年ほどが目安です。ただしこれは、何度か施術を行うことで効果が上がっていくと言われているのと、ハイフの熱出力によっても効果の度合いが違ってくるため、カウンセリングと値段で相談するのが良いでしょう。

つまり、糸リフトもハイフもデメリットは持続時間が短いということになりますが、これはメスを使用した切開美容と比較した場合での話ということになります。

<まとめ>糸リフトとハイフの違いとは…

糸リフトとハイフの違いは、

物理的に皮膚を持ち上げることで施術後すぐにリフトアップを実現させる「糸リフト」

超音波機器を使用して熱を皮下組織に照射することで自己治癒を促しコラーゲンを再生させることでリフトアップを期待できる「ハイフ」

効果速度は「糸リフトは即時」「ハイフは1か月後」

持続時間は「糸リフトは1~2年」「ハイフは3ヶ月~半年」

痛みは「糸リフトの方が痛みがない」

安全性は「ハイフの方が安全性が高い」

どちらも一長一短というのが比較結果となります。

どちらがご自身の理想のリフトアップに近づけるか、安全性と効果と値段などを詳しく比べながら、決めるのが良いでしょう。

もし一人で決める事が困難な場合は、どちらの施術方法も行っているクリニックなら、カウンセリングで相談しながら決められますのでおすすめです。

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