「ボトックス注射」vs「ハイフ」とちらがリフトアップする?メリットとデメリットは?

年齢と共に垂れ下がっていく頬や目尻のシワなどを、もう一度ハリと艶のある肌を取り戻すため、新しい美容方法が日々生み出されている中、特に人気と注目度の高い施術方法をご紹介いたします。

「ボトックス注射」と「ハイフ(HIFU)の違いとは?

様々な施術方法や美容方法がある中で、この「ボトックス注射」と「ハイフ」が話題となっているリフトアップ法と言えます。

どちらが顔のたるみやほうれい線、気になるシワを目立たなくし若々しい表情を取り戻せるかを比較する前に、それぞれがどのようにして改善を実現させることができるかをご説明いたします。

「ボトックス注射」とは?

「ボトックス注射」とは、天然たんぱく質の毒素を分解・精製したボツリヌス菌を作り出すボツリヌストキシンの筋肉弛緩させる効果を利用した美容改善法です。

基本的にはメスで顔を切るような外科手術などは行わず、注射器で直接挿入します。

注入したボトックスの主成分はタンパク質ですので、永続的に体内に在るわけではなく体内に吸収され自然に無くなります。

つまり、注入したボトックス注射が吸収され無くなれば徐々に効果は薄れることになりますので、その時期に合わせて再注入する必要があります。

「ハイフ(HIFU)とは?

一方ハイフ(HIFU)とは、皮下組織に熱を加えることで細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの再生成を促す、超音波美容機器を用いた施術方法です。

ボトックス注射との大きな違いは、ハイフは自己治癒能力(創傷治癒)を利用した施術方法という点です。そのため、ダウンタイムは治療後に火照りやむくみが出る程度で、概ね1日~数日で収まる程度が基本です。

「ボトックス注射注入」と「ハイフ」の痛みの違いとは?

「ボトックス注射」と「ハイフ」の施術方法がまったく異なるのと同じく、痛みに関しても違いがあるようです。それでは比較してみましょう。

◆「ボトックス注射注入」の施術に傷みはあるの?

「ボトックス注射注入」の施術は基本的に注射ですので、針を刺す痛みはありますが、注入する箇所によっては塗るタイプの麻酔薬を塗布したりすれば、施術中はある程度抑えられます。

ただし、麻酔が切れた後に耐えらないほどの痛みを覚える方や、筋肉や皮膚の厚みによっても痛みには個人差があるようですので、あまりにも痛みが続く場合は相談したほうがよいでしょう。

「ハイフ」の施術に傷みはあるの?

「ハイフ」の施術は、超音波の熱を皮下組織に皮膚の上から照射する専用機器を用いて連続的に熱を加えていきます。

照射を“ショット”と数え、カウンセリングで相談した箇所に必要なショット数を連続照射していきます。

レーザー脱毛の感覚と同じように瞬間的に熱が加わるため、照射場所によっては痛みを伴う場合があります。特に皮下脂肪の少ない頬やこめかみ部分などが痛みを伴いやすいという症例が出ています。

とはいえ、耐えられないほどの痛みという訳でないようですので、個人差はありますが怖がることはそこまで必要なさそうです。

「ボトックス注射」と「ハイフ」の持続時間は?(メリット&デメリット)

そして、何より一番気になる点としてはやはり効果の度合いと持続時間でしょう。

一度の施術でどの程度リフトアップや引き締め効果があるのか?それがどの程度の期間持続してくれるのかをそれぞれ比較していきましょう。

「ボトックス注射注入」の効果と持続時間は?

注射する箇所は、目尻のシワや眉間のシワといった気になる場所の筋肉を収縮させないよう直接注入していきます。他にもあご先やフェイスライン、たるみの改善も効果が期待できるようです。

ボトックス注射は、施術後すぐに効果を実感できるというものではなく、2~3日経過後に緩やかに効果が表れていき、2週間経過すると効果が実感できるようになっていきます。

気になる持続効果は、3~4か月と言われていますが、ボトックス注射の種類と注入量、そして個人差によっても変わってきますので、クリニックであらかじめカウンセリングをするのがよいでしょう。

注入する箇所や量など、施術者の技術によって持続期間も変わってくるようですので、症例が多く、技術の高いクリニックで受けられる方が安心かと思います。

「ハイフ」の効果と持続時間は?

ハイフの効果については、コラーゲンやエラスチンの再生成が施術後すぐに成されるわけでは当然なく、約1か月後が目安であると言われています。

持続効果時間は概ね3ヶ月~半年ほどが目安です。

ただし、何度か施術を行うことで効果が上がっていくと言われているのと、ハイフの熱出力によっても効果の度合いが違ってくるため、カウンセリングと値段で相談するのが良いでしょう。

ボトックス注射もハイフも持続時間が短いように思いますが、これはメスを使用した切開美容と比較した場合での話ということになります。

何より最大の「メリット」は、自己治癒効果を活用した “安全性” という点でしょう。

安全性が高いと言われているとはいえ、異物を入れるボトックス注射と比べ、ハイフは熱を加えることで、自己再生能力を高める=引き締め効果やリフトアップ効果を期待できるという点が大きな違いでありメリットとなります。

<まとめ>ボトックス注射注入とハイフの違いとは…

ボトックス注射注入とハイフの違いは、

筋肉弛緩剤となるタンパク質(ボツリヌス菌から抽出した専用薬剤)を気になるシワやたるみに注入することで張りのある肌を実現させる「ボトックス注射」

超音波機器を使用して熱を皮下組織に照射することで自己治癒を促しコラーゲンを再生させることでリフトアップを期待できる「ハイフ」

効果速度は「ボトックス注射は約2週間後」「ハイフは1か月後」

持続時間は「ボトックス注射は3~4か月」「ハイフは3ヶ月~半年」

痛みは「ボトックス注射は主に注射の痛み程度」

安全性は「ハイフの方が安全性が高い」

どちらも一長一短というのが比較結果となります。

どちらがご自身の理想のリフトアップに近づけるか、安全性と効果と値段などを詳しく比べながら、決めるのが良いでしょう。

また、どちらも継続して受けることによって効果が安定し長持ちする症例が見受けられるようです。

また、共通して言えることが、どちらの美容療法も技術者のスキルが大きく影響する点にあります。よく聞かれる失敗として、「理想のハリやカタチにならなかった」「効果が感じられなかった」「施術後のケアに問題があった」などが挙げられます。

これは、施術者のミスや経験不足、そして患者とのコミュニケーションや説明不足からくるものが多くあります。

どちらの施術方法も行っているクリニックなら、カウンセリングで相談しながら決められますので、まずはご自身でやることを決めて行くのではなく相談ベースで予約されることが良い結果に繋がる一歩となるかもしれません。

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