いつまでも若々しい肌やフェイスラインを保っていたい。これは永遠のテーマであり理想です。年齢と共に垂れ下がっていく頬や目尻のシワなどを、もう一度ハリと艶のある肌にするために様々な美容方法が生み出されています。
その中でも、特に人気と注目度の高い施術方法をご紹介いたします。
「ヒアルロン酸」と「ハイフ(HIFU)の違いとは?
様々な施術方法や美容方法がある中で、この「ヒアルロン酸」と「ハイフ」が話題となっているリフトアップ法と言えます。
どちらが顔のたるみやほうれい線を目立たなくし若々しい肌を取り戻せるかを比較する前に、それぞれがどのようにして改善を実現させることができるかをご説明いたします。
「ヒアルロン酸注射」とは?
現在、モデルや著名人など男女問わずメジャーな治療法となった「ヒアルロン酸注入(注射)」。
「ヒアルロン酸注射」とは、分かりやすく言うと体内にある保湿や保水を支えるヒアルロン酸を人工的に生成し、体外から気になるところへ直接注入することで物理的にハリをつくる治療法です。
基本的にはメスで顔を切るような外科手術などは行わず、注射器で直接挿入します。
注入したヒアルロン酸は永続的に体内に在るわけではなく、体内に吸収されるため自然に無くなります。
つまり、注入したヒアルロン酸が吸収され無くなれば徐々に元に戻ることになりますので、その時期に合わせて再注入する必要があります。
「ハイフ(HIFU)とは?
一方ハイフ(HIFU)とは、超音波を1点に集中して放射する美容機器を用いて皮下組織に熱を加えることで細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの再生成を促す施術方法です。
ヒアルロン酸注射との大きな違いと言えば、ハイフはもともと人間に備わっている自己治癒能力(創傷治癒)を利用した施術方法という点です。
そのため、ダウンタイムは治療後に火照りやむくみが出る程度で、概ね1日~数日で収まる程度が基本です。
「ヒアルロン酸注入」と「ハイフ」の痛みの違いとは?
「ヒアルロン酸注射」と「ハイフ」の施術方法がまったくことなるのと同じく、痛みに関してもまったくとこなります。
比較して見ていきます。
「ヒアルロン酸注入」の施術に傷みはあるの?
「ヒアルロン酸注入」の施術は基本的に注射ですので、針を刺す痛みはありますが、注入する箇所によって局部麻酔を行いますので、施術中はある程度抑えられれます。
ただし、麻酔が切れた後に耐えらないほどの痛みを覚える方や、痛みが続く場合は相談したほうがよいでしょう。
また、異物を顔の中に入れるわけですので違和感を覚える人もいるようですが、それについてはヒアルロン酸の種類や技術などが日々進化していく過程で、改善されていいっているようです。
「ハイフ」の施術に傷みはあるの?
「ハイフ」の施術は、麻酔などは使いません。超音波熱を照射する専用機器を皮膚に直接当てて連続的に熱を皮下組織に加えていきます。
1回の照射を“1ショット”と数え、それを予めカウンセリングで相談した箇所に必要な数だけ照射していきます。
瞬間的に熱が加わるため、照射場所によっては痛みを伴う場合があります。主に皮下脂肪の少ない頬やこめかみ部分などが痛みを伴いやすいという症例が出ています。
とはいえ、個人差はあれど耐えられないほどの痛みという訳でないようですので、そこまで怖がる必要はなさそうです。
「ヒアルロン酸注射」と「ハイフ」の持続時間は?(メリット&デメリット)
そして、何より一番気になる点としてはやはり効果の度合いと持続時間でしょう。
一度の施術でどの程度リフトアップや引き締め効果があるのか?それがどの程度の期間持続してくれるのかをそれぞれ比較していきましょう。
「ヒアルロン酸注入」の効果と持続時間は?
ヒアルロン酸注入の最大の「メリット」は、“施術後すぐに効果を実感できる” という点でしょう。
物理的にヒアルロン酸を注入することで皮下組織から押し上げられ、ハリを手に入れることができます。
事前にどこが気になっているかを相談し、どのくらいの量が必要かとかかる費用の相談も含めてカウンセリングはとても重要となります。
持続効果は、約4か月~1年と言われていますが、ヒアルロン酸の種類と注入量によっても異なりますので、これもクリニックで確認をする必要があるでしょう。
ちなみにヒアルロン酸注入を希望される方の多くは、ほうれい線や目尻、顎やこめかみ、唇や涙袋など、気になる箇所は幅広いです。
注入する箇所や量など、施術者の技術によって持続期間も変わってくるようですので、症例が多く、技術の高いクリニックで受けられる方が安心かと思います。
「ハイフ」の効果と持続時間は?
ハイフの最大の「メリット」は、自己治癒効果を活用した “安全性” という点でしょう。
安全性が高いと言われているとはいえ、異物を入れるヒアルロン酸と比べ、ハイフは熱を加えることで、自己再生能力を高める=引き締め効果やリフトアップ効果を期待できるという点が大きな違いでありメリットとなります。
ただし、ご想像の通り効果については、コラーゲンやエラスチンの再生成が施術後すぐに成されるわけでは当然なく、約1か月後が目安であると言われています。
そして、持続効果時間については概ね3ヶ月~半年ほどが目安です。ただしこれは、何度か施術を行うことで効果が上がっていくと言われているのと、ハイフの熱出力によっても効果の度合いが違ってくるため、カウンセリングと値段で相談するのが良いでしょう。
つまり、ヒアルロン酸注射もハイフもデメリットは持続時間が短いということになりますが、これはメスを使用した切開美容と比較した場合での話ということになります。
<まとめ>ヒアルロン酸注入とハイフの違いとは…
ヒアルロン酸注入とハイフの違いは、
物理的に皮膚を持ち上げることで施術後すぐにリフトアップを実現させる「ヒアルロン酸注射」
超音波機器を使用して熱を皮下組織に照射することで自己治癒を促しコラーゲンを再生させることでリフトアップを期待できる「ハイフ」
効果速度は「ヒアルロン酸は即時」「ハイフは1か月後」
持続時間は「ヒアルロン酸は4か月~1年」「ハイフは3ヶ月~半年」
痛みは「ヒアルロン酸は主に注射の痛み程度」
安全性は「ハイフの方が安全性が高い」
どちらも一長一短というのが比較結果となります。
どちらがご自身の理想のリフトアップに近づけるか、安全性と効果と値段などを詳しく比べながら、決めるのが良いでしょう。
共通して言えることが、どちらの美容療法も技術者のスキルが大きく影響する点にあります。よく聞かれる失敗として、「理想のハリやカタチにならなかった」「効果が感じられなかった」「施術後のケアに問題があった」などが挙げられます。
これは、施術者のミスや経験不足、そして患者とのコミュニケーションや説明不足からくるものが多くあります。
どちらの施術方法も行っているクリニックなら、カウンセリングで相談しながら決められますので、まずはご自身でやることを決めて行くのではなく相談ベースで予約されることが良い結果に繋がる一歩となるかもしれません。
コメント