ハイフ後に頭痛やむくみ、しこりが残る副作用があるってほんと?

最先端痩身医療として、今やどこの痩身エステやクリニックでも導入されているハイフ(HIFU)ですが、顔痩せやリフトアップ、美肌などの効果が得られるとして人気です。

しかし、その反面で体験した人からの副作用に対する不安やエピソードなども様々言われているようですので、ハイフは危険なのか?それとも想定範囲のことなのかを調べてみました。

ハイフ(HIFU)とは?顔痩せの原理とは?

ハイフ(High Intensity Focused Ultrasound)とは、高密度の超音波を直接皮膚の下層に照射することで、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の再生成を促す科学的な痩身エステです。

もともとは癌の治療などに利用されていた医療機器を、美容機器として活用しているものです。

熱照射した箇所は個人差はあれど、必ず熱によって細胞を刺激して「創傷治癒」という、誰もが持っている自己治癒能力を利用して肌の潤いを取り戻し引き締め効果を促すことが期待できる療法になります。

ハイフ施術を期待できる美容効果(メリット)とは?

副作用(デメリット)を解説する前に、まずはハイフについての効果(メリット)ついても知っておく必要がありますので、簡単ですが箇条書きにしてみました。

①顔やせ、小顔効果(お腹や二の腕にも効果あり!?)

 ハイフの熱によって脂肪細胞を一旦破壊することが期待できます。熱破壊された脂肪細胞は汗や尿などと一緒に排泄物としてゆっくりと体外へ排出される仕組みがあります。

②リフトアップ、引き締め効果

 ハイフの熱によって、皮膚内部の緩んだ細胞(皮下組織と表情を司る筋肉を支えるSMAS層)がキュっと引き締められる効果が期待できます。結果的にたるんだ皮膚が縮むことでリフトアップの効果も得られます。

③肌の潤い効果

 ハイフの熱により、コラーゲンやエラスチンが再生成することで乾燥しがちな肌を皮膚内部から改善することが期待できます。
 

副作用を心配する原因は超音波の “熱” による事故!?

さて、ハイフの副作用について調べてみたところ「副作用」に関する内容のほとんどは、この “熱”による失敗や事故がほとんどでした。

そもそも、ハイフは専用の痩身機器を使用して高密度の超音波を肌内部に照射し、直接的に熱を当てることで得られる効果です。

しかし、皮膚内部に熱を加えるということはその反面で危険性を伴う可能性もあると思われています。

それでは、副作用に関していくつか例を挙げてみたいと思います。

「火傷」「水ぶくれ」

まずは熱による皮膚表面の「火傷」に関してです。

ハイフ施術をしたことで火傷については、「施術中の事故」による可能性ほとんどです。ハイフの熱は皮膚内部の一定距離に超音波を届けることで発生するものです。ハイフの出力によってその距離は決まっており、基本的に正しく施術を行えば皮膚が火傷を起こすことはまず考えられません。

では、なぜ火傷が起きてしまう場合があるのか?

これは、ハイフを照射する際には機器を皮膚に直接当てて行うのですが、患者さんがうっかり動いてしまったりしたときに、わずかに皮膚から離れてたりズレてしまったりすると照射距離も狂ってしまいます。

それにより皮膚表面に照射されてしまった場合に、「火傷」や酷い場合は「みずぶくれ」となってしまう場合があるということです。

これは、施術者の技術が高く、そして患者が施術にあたっての注意点を良く聞いて正しく行えば “防げる問題” となります。

「むくみ」「腫れ」

ハイフ施術をしたことでむくみや腫れが起きてしまうという副作用もよく聞かれます。

これは、ハイフで熱を加えることによって実際に起きる可能性がありますが、一時的なものです。

局所的に熱を照射することで発赤(ほっせき)や火照りが出ると、体感的に「むくみ」や「腫れ」を感じてしまう場合があります。

これは時間経過とともに熱がひいてくると消失していくもので、一時的なものなのです。施術したハイフの出力や個人差にもよりますが、数時間から数日間で収まるようです。

万が一1週間以上続くようなら、施術を受けたエステサロンやクリニックにご相談されることをおすすめします。

「痛み」「頭痛」「神経損傷」

もうひとつ副作用として懸念されるのがこの「痛み」や「頭痛」です。

これはハイフ超音波の特性と接受部位に関係する場合があります。

例えば皮が薄いこめかみや目頭、頬骨など骨に近い場所などでは、骨に響くような痛みを伴ったりチクチクした傷みを感じる人もいるようです。

これはハイフの出力にも関係しますので、施術中に我慢できない痛みを感じた場合は、その場で痛みを伝えて出力を弱くしてみたり、照射場所を変えるなどしてもらうと良いでしょう。

そして「頭痛」と「神経損傷」について、これが一番心配してしまう副作用かもしれませんが、これについては施術ミスによるものが大半となるでしょう。

ハイフは皮下内部のSMAS層に到達する熱を高密度超音波によって到達させることで成り立つ施術ですが、ハイフマシンには出力の異なる機器があり、エステでも取り扱いができるハイフ機器は比較的出力の弱いマシンしかありません。

そして、高出力のハイフマシンは医療用機器となり、医師免許を持ったドクターのもとでしか施術を行うことができません。

出力の低いマシンは、効果も弱いですがその反面痛みを伴うほどのリスクは低いと言えるでしょう。

高出力のマシンは、効果が高い反面痛み伴うリスクもありますが経験豊富な施術者のいるクリニックで施術してもらうことで回避できると言えるでしょう。

そのためには、ひとりひとりに適した施術方法を相談し合うことが大切ですので、まずはカウンセリングを通してクリニックの信用性を見定めるのも大切かもしれません。

まとめ、副作用の懸念とリスク回避

ハイフは顔痩せ、リフトアップ、美肌効果が期待できる科学的な美容機器で、高密度超音波の “熱” を活用した最新のエステ方法です。

脂肪吸引や整形、注射などによる痩身ダイエットや美容方法と比較した場合、ダウンタイムがほとんど無い比較的安全な療法として人気があります。

しかし、熱による最低限の「むくみ」や「発赤」といった火照りが出る可能性はありますし、出力によって持続時間もことなります。

手軽とは言え、専用機器を使用する施術のため、技術者の技量は重要となりますので、信用のできそうな医療クリニックか、効果は薄くとも比較的リスクの少ないエステサロンで受けることで、「痛み」に関する副作用は回避できるものとなるでしょう。

出力は、医療用ハイフマシンなら弱~強まで調整できてしまう機能が備わっているマシンがありますので、まずは通いやすいクリニックを見つけてカウンセリングを通して「なんの機器を使用しているのか?」「施術経験や症例」などを聞きつつ、自分自身に合った施術方法も相談してみてからが良いでしょう。

痩身・美容は、美しくありたいと思う人にとって永遠のテーマであり、前向きに生きるための活力ともなる重要な要素だと思います。

まずは相談してみる。そこから始めてみてはいいかがでしょうか。

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